アリス四季の集いin大阪2022開催報告
2022年11月19日(土)アリスの会 四季の集いin大阪 をSARASAホテル新大阪にて開催し、関東地方・東海地方・北陸地方在住の方含む7名に参加頂きました。
2020年以降リアルでの集いは開催されませんでしたので、第7波と第8波の間に実施しようと急遽企画されました。産業医学推進研究会(産推研)の全国大会と重なりましたが、オンライン開催であったことによりプロジェクターで共有し、臨床におられるアリスの会会員の方にも産推研をご紹介する機会となりました。
同時並行出来る女性陣らしくあれこれ複数のセミナーに参加し、医師として女性として親としてフェムケア領域に関する多様な視点からの意見交換が行われました。
最後に長井聡里(6回生)前アリスの会会長へ労いの花束が大津真弓(19回生)アリスの会会長より送られ、あっという間の5時間を終えました。
医学部卒業生の女性比率も4割以上と少数派ではなくなり、今後のアリスの会の役割について議論がありますが、他の会とは異なる多世代交流によるフラットでアットホームな“アリスの会らしさ”があるように思います。会員の皆さまと“らしさ”を沢山共有する機会を作り、それぞれの“生きる”の一助になるよう努めて参ります。
四季の集い大阪担当 中西麻由子(13回生)
参加者の声(13回生山村真佐子さん)
まず、この場をお借りして近況報告です。一昨年より長年勤めた名古屋での専属産業医を辞し福井にUターンし、嘱託産業医と総合診療・地域医療の二足草鞋の生活を送っています。プライマリケアに於けるBPSモデル(Bio-Psycho-Social Model)の概念が違和感なく馴染む自分を再発見しつつ、コロナの影響下すっかり出不精が定着し、学会やセミナーのハイブリッド開催のありがたみが染みるこの頃です。
会場では、産推研本会のzoom配信がスクリーン投影され、懐かしいお顔を伺いつつの和やかな茶話会となりました。若手は本会優先の心得の元、アラフィフ?の参加者揃いで各々キャリアも専属産業医→独立系産業医、開業医、総合病院内科医&病院産業医、保健所勤務→行政産業医…と様々、ロールモデル不在が懸念された頃から大きく様相も変わったように思います。茶話会の話題は、仕事の日常、コロナの影響、子宮頸がんワクチン、企業の求人方法、子女教育、修学資金、自身の健康話等々、今回は男性参加者不在ということもありましたが、ちょっと本会では聞けない(かもしれない)話も気軽に聞ける、産業医も非産業医も気兼ねなく会話に加われる、そんな相変わらずのアリスの会でした。女子学生が5割近くを占める今、ロールモデル不在に嘆くことは稀になったこととは思いますが、これからも私たちが谷口先生にしていただいたように、ふとキャリアの途中で立ち止まって顔を上げたときに、身近で気軽な繋がり先として在れたらよいなあとしみじみ。長井先生から大津先生に会長もしっかりと引き継がれ、また新しいアリスの会に繋がっていくことと思います。これからもアリスの会の益々の発展を祈念して、参加報告とさせていただきます。