アリス四季の集い・夏 東京(2016年7月10日)

アリス四季の集い・夏 東京 開催報告

  •  日時:2016年7月10日(日)10:00~12:00
  •  場所:産業医科大学 東京事務所
  •  プログラム:講演「哲学するとは何ですか?」(講師:東敏昭先生(産業医科大学 学長))
  •  参加者:16名

今年は、我々産業医科大学の学長・東敏昭先生に、「哲学するとは何ですか?」をテーマにご講演いただきました。

ご講演は、土屋健三郎初代学長の建学の使命に始まり、アリス・ハミルトンの紹介、女性産業医だからこそ共感できる社会面での事象や歴史、そして将来想定されるAI時代に向けての医師のあり方など、幅広い分野についての先生の御見識をお聞かせいただきました。高度で深い内容でしたが、学長の人間的な魅力が前面に出されて、常に笑いの絶えないお話が満載でした。

アリス四季の集い・夏 東京(2016年7月10日)産業医科大学開学40周年記念事業、および東京プロジェクト(仮称)構想についてもご説明いただきました。

ご講演を通して、時代の変化に合わせて何が必要で何を求められているのか、医師でなければできないこととは何かを考え抜き、流れに乗るだけでなく開拓していくパワーを持ち合わせ、常に社会公共経済を意識した視点に立って行動することの重要性を教えていただきました。

お互いの技術や経験を分かち合い切磋琢磨しあって(産業)医学の発展に役立つこと、物事に真摯に向き合い、法だけでなく人としての倫理観に基づいて行動規範を醸成することも教えていただきました。

理由をつけては日常業務や自分の事情に流されて過ごしがちな毎日から離れた視点で、改めて医師になったことの意味を考えさせられました。

アリス四季の集い・夏 東京(2016年7月10日)今回も、様々な分野で活躍している卒業生が参加されましたが、お子様連れの方もあり、若手も緊張しすぎることなく、思い思いに自己紹介や意見交換をすることができました。

東京事務所の方々には今年も大変お世話になりました。深く御礼申し上げます。