アリス四季の集い・春 大阪(2017年4月2日)

アリス四季の集い・春大阪 開催報告

2017年4月2日(日)アリス四季の集い・春 大阪2017を開催し、11名(子ども7名)の参加を頂きました。
今回は、日頃家庭に遠慮してなかなか開放的になる時間が少ないと思われる女性医師が気楽に公私の話題でコミュニケーションが取れる場としたいと、子連れ参加しやすい貸切スペースでのバーベキューとしました。
大阪駅から1駅の都会にありながら、庭付き山小屋風ロッジの会場は解放感にあふれ、貸切でしたので子どもの行動に気遣うことなくリラックスした時間を過ごせました。

最初に全員の自己紹介&同伴家族紹介を行いました。
その後初参加の中西昌平先生(13回生)の専門性を生かして「腎臓移植手術後の就業配慮は必要か?」という事例を通じた設問に回答頂く形で勉強会がスタート。腹膜透析でも海外出張は可能か?など治療と就業の両立という最近の産業保健のトピックスに沿い腎疾患患者の日常生活支援について考える時間となりました。
女性は仕事場と家の往復の生活で専門家に気楽な質問をする機会を持てない方も多いようです。
「腹膜透析って1日何回?1回何分?」
「飛行機の機内でもスムーズに交換できるの?」
「工場勤務者で留意することは?」
素朴なことが聞けたので腎疾患の就労と治療の両立相談があってもそんなにドキドキしなくて済みそうです。

懇親会ですが、暑くもなく寒くもない4月の穏やかな気候で、バーベキュー日和になりました。恒例の肉・野菜に始まり、明石名物干したこが大好評。最後のデザート、焼きマシュマロは子どものみならず 大人もハマるおやつになりました。

アリスの会の母、谷口先生の近況報告もあり、東学長から今回の会に寄せてのメッセージも頂戴し、参加頂けなかった先生方からの愛情・ご支援も改めて感じながら新たな知恵を得て明日からの活力となる集いになりました。

四季の集い大阪担当 中西麻由子(13回生)

 

参加者の声

初めて参加しました。参加者のほとんどが女性の先輩方で、家庭を持ち子育てしながら仕事を続けられている方が多く、私と同様に、Cコースから現在産業医や健診機関で働いている先生もおられました。
今までやってきた臨床の第一線から離れていることに多少の後ろめたさもありますが、先輩方とお話しして、自分に合った働き方や「自分が何をしてメシを食っていきたいか」を考える一つの道しるべになったかと思います。 普段はざっくばらんに卒業生を話す機会はなかなかないので、またこういう集いに参加したいと思います。
 

参加者の声

バーベキューハウスで今から焼かれようという肉を横目に、まずは腎臓内科医である中西昌平先生より、腎移植後にどのような配慮が必要かについてのレクチャーがありました。腹膜透析、血液透析、腎移植それぞれの治療法やそれらの治療をしながら就労する方の問題点などについて、実際臨床現場で患者さんに寄り添う中西先生ならではの具体的なお話をお聞きすることができました。腎疾患を抱える就業者の対応に悩んだ経験がある産業医の先生方へのアドバイスもまた勉強になりました。その後、参加者のお子さん達を交えてのバーベキュー大会は、和気あいあいとした雰囲気でたくさんのお肉や野菜をほおばりながら近況を報告しあいました。卒業生が近くにいてもなかなか知り合える機会が少ないですが、このように交流を広げお互いに刺激をいただける貴重な機会をありがとうございました。また参加したいと思います。