微生物学者が乳がんになった時(おわりに)

おわりに

最近、認知症気味と言ったら、そういえばがんと認知症の両方の方はあまりおられないようですねと看護師さんが慰めてくださいました。私のような年齢の場合、認知症になって死ぬか、がんになって死ぬか、それなら自分と向き合い死の準備ができるがんのほうが良いとあるご高名なドクターが言われたという話も耳にしました。ある卒業生の母上はステージⅣの乳がんから生還されたそうです。私の文章が働き盛りの方々の支援にお役に立つことがあるだろうかと心配ではありますが、皆さんの経験と知恵でうまく活用していただければ嬉しく思います。

3歳の孫の手足口病が落ち着いた頃、中学生の孫がインフルエンザAをもらってきて、家族に次々うつりました。薬をもらうためには検査キットが陽性になる必要があると、家で少し待って病院に連れていきますので、家庭内伝播を防ぐのは難しい。婆はイナビルの予防投薬し、ビタミンC点滴し、うがい、手洗い、マスクをして、一人頑張っています!インフルエンザBに始まり、Aで終わるという一年でした。だいたい自分の専門で死ぬんですよね!と言った卒業生の言葉を思い出して、そう簡単に感染症で死ぬわけにはいかないと意地張っています。毎年のインフルエンザが引導を渡してくれてたのに、インフルエンザでも死ねんようになったなぁ~と言われた高齢のドクターの言葉が脳裏をよぎります。

暇になったら時の流れはゆっくりになるのかと思っていたら、なんだか加速しているような勢いです。「75歳まで生きたら許します」と言った卒業生の言葉が、2年前は遠く空疎に空回りしていたのに、いまは目標になりつつあるという気持ちの変化を感じます。なぜなら新しい年は67歳、退職後の2年間は早かった!すぐに70歳になりそうです。

来年はどのような年になっていくのでしょうか?

新しい年が皆さんにとって良い年でありますように!平和でありますように!

平成28年12月24日
谷口 初美

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