アリス四季の集い・冬 北九州 開催報告
- 日時:2018年12月6日(木) 18:00~20:00
- 場所:産業医科大学 産業医実務研修センター
- プログラム:講演「研究者のススメ」
産業医科大学 薬理学 教授 高橋 富美先生 - 参加者:21名
今回の北九州の集いでは、産業医科大学 産業医実務研修センターにて産業医科大学 薬理学 教授の高橋 富美先生に「研究のススメ」として、先生ご自身の海外留学を含めた研究履歴について、ご講演いただきました。歯科医としてのキャリアを原点に、炎症と骨破壊・骨形成、抗がん治療から心筋症の発症メカニズムまで、非常にバラエティに富んだ研究内容を大変興味深く聴くことができました。また、海外の研究室では当時もジェンダーレスであったこと、研究は忍耐強さを必要とすること、自分でスケジュール管理ができることから、女性向きであるとの力強い提言をいただきました。参加者は女性20名、男性1名で、うち10名の学生、3名の学外参加がありました。多くの方が初参加であり、アリスの会の存在意義や雰囲気について理解を広める機会にもなったかと思います。
参加者の声(初参加者を中心に)
- ∙基礎系の研究室の話をなかなか聴く機会がなかったので貴重な機会であり、もっと勉強しないとなと思った。医学部でなく歯学部の出身の先生の話を聴けたのも興味深かった。産業医だけでなく研究者も女性向きとのこと、働き方が選べるという話が聴けてよかった。(医学部1年生)
- 基礎研究室配属(医学部3年生のカリキュラム)で薬理学講座にお世話になっており、アリスの会に初めて参加した。改めて高橋先生の話を聴き、教授以外の顔を垣間見ることができて新鮮だった。全く研究の道は考えてなかったが、留学の話や人生何が起こるかわからないという話を聴いて、見方の幅が広がった。会でおいしいピザが食べられてよかった。(医学部3年生)
- 高橋教授の留学経験を直接、詳しく聴くことができてよかった。アリスの会は今回、初参加であり、講義(座学)のみのイメージ的だったが、自由にいろいろなことが聴ける雰囲気で、学生であるが、入会してみようかと思った。(医学部3年生)
- 男なので、女性支援の会に場違いかと思ったが、学外も含め、いろいろな先生と交流ができてよかった。もっと男性医師が来てくれてもよいのではと思った。(医学部3年生)
- 研究のキャリアは通しで聴く機会がなかったので、研究室内部の話も含め、女性から詳しく聴くことができたのがよかった。海外留学は考えてなかったが、女性でも行けるイメージを持つことができた。研究しながらのライフイベントという選択肢に気づけた。(産業保健研修コースI修練医)
最後になりますが、開催にあたり企画や準備、当日進行など、運営に携わっていただいた皆様に心より御礼申し上げます。
永野 千景(17回生)