アリス四季の集い・春 福岡(2009年5月23日)

アリス四季の集い・春 福岡 開催報告

  • 日 時:2009 年 5 月 23 日(土) 10 時~14 時
  • 場 所:株式会社 電気ビル 天神ビル
  • 第 1 部 10:00~12:00 これからのアリスの会に期待すること
    アリスの会の歩み(小畑先生)
    今年度の取り組み(長井先生:Google グループ、田尻さん:アリスの会通信)
    アリスの会のこれから(座談会)
  • 第 2 部 12:00~14:00 懇談会・学生との交流
  • 参加者:卒業生 8 名、教職員 4 名、学生 11 名

今回の集いは大学の学生支援プログラム室との共催で 学生 10 名(男性 2 名、女性 8 名)に参加していただきました。

出席学生の感想

アリス四季の集い・春 福岡(2009年5月23日)本当に、有意義な時間が過ごせたと思った。 短時間だったけど、食事会のときに個人的に 質問もでき、本当に様々なことを知ることが できたと思う。子供さんを連れてこられている方もいて、産業医科大学に進学したことに 現実味がわいてきて、産業医というものに少 し近づくことができた気がした。また「アリ スの会」に出席したいと思った。


空間的にも人数的にも適度な感じで OB の方や講師の方とより親密に意見交換ができたように思う。「アリスの会」は女性だけの集まりだと思っていたが、男性も複数名おられると いうことを知ることができたのでさらに興味を持てた。子供さんを連れて来られた方もいらっしゃったが、そのことが本当に育児と仕事を両立させておられるということを実感した。 ある男性で OB の方に「奥さんと家事や育児を分担されているんですか」と質問すると、「分 担はせず、お互いが空いている時にできることを見つけてする。」とおっしゃったのが印象 に残っています。私も将来そんな風になりたいという憧れを持った。


アリスの会では、大学院に通われていた方、臨床に転向された方など、色々な経歴の人のお話を伺うことができて良かった。家庭がありつつも、そればかりにとらわれないで、自分 のやりたい仕事に取り組んでいる方が多くて驚いた。もちろん周りの理解や協力が必要かも しれないが、理想的な形だと思った。どの方も、仕事と家庭の両立が充実していらっしゃる ようで、将来は自分もそのようになりたいと思った。


実際「アリスの会」に出席することによって、産業医という職業の仕事内容の多さに驚きました。同じ産業医であっても、勤める企業が違えば、必要となる知識・技術も違い、とて も興味深い話をたくさん聞くことができました。独立して産業医をしている先生や、企業に 勤めながら臨床もしている先生、また海外へ留学し、産業医学を学んでいるなど、今まで知 らなかった現実をじかに聞くことができ、将来こうなりたい、と目標にする自分を少し想像 できるようになった気がします。


卒業された先輩方だけでなく、現職の産業医大の先生からもお話を聞くことができて、良い体験になりました。先輩方の中には、お子さんをつれてきていらっしゃる方もいました。 「出産のことをそこまで心配することはない、案外なんとかなるもの」という意見が多く安 心しました。


思っていた程格式ばったものではなく、お子さんが来られていたり、先生方もフレンドリーに話してくださって、思っていた以上に有意義な時間を過ごすことができたと思います。 先生方によって経験されたことも様々で、自分が問題を抱えてしまって悩んだら、心強い先 生方にいろいろと相談やご指導していただけると思うことができ、医師になった後には、是 非参加させていただきたいなと思いました。


会全体の事については、アリスの会の皆さんが良い意味で公私混同できている(仕事と家庭を両立できている?)んだなと思いました。会の途中で子供を迎えにいく為に退出し、そして子供を連れて戻ってくることのできる環境には驚きました。(良い驚き)実際の仕事場 においても、病院内の託児所に子供を預けたり、出産・育児休暇自体がとても充実している ことにも嬉しい驚きを覚えました。先生方との交流においては、思っていたよりも沢山お話 ができて、大変充実した時間を過ごすことができました。産業医として企業で活躍されている方、大学で産業医として勤められている方(大学の産業医の仕事内容はとても興味深かったです)、臨床医としての道を歩まれている方等、多様な進路の話をうかがえて、自分の将 来のビジョンが少し見えてきたような気がします。卒後修練過程の具体的な過ごし方を知る ことができたこと、今までは紙面上でしか見て理解していなかった事だったので、良い話を うかがえたなと思いました。出席する前の何倍も、「アリスの会をオフィス訪問先に選んで 良かった」と思える一日でした。


22 期生の先生から、3期生の先生まで幅広い卒業生の方のお話をうかがえて、とても有意 義でした。ある先生は産業医大の小児科の医師として働かれているようで、臨床医に進まれた先生のお話をうかがうことができました。労働衛生コンサルタントの事務所を開いて独立して産業医の仕事をされている先生のお話では、一般の臨床医では経験することのできない おもしろい体験をされているんだなと思いました。また、卒業した方に相談できるシステム はすばらしいと思いました。


私は、「アリスの会」に出席することに対して、初めは簡単な理由で参加しました。しかし、 「アリスの会」は全国で活躍されている産業医の先輩方を中心に構成されていて、とても、 重要な役割を担っている会であることを知り、とてもすばらしいなと思いました。また、「アリスの会」の人々と会話をしていくと、お子さんを持たれている方も、持たれていない方も 同じように仕事をなさっているようなので、「アリスの会」でも支え合いは大きいと思いま した。


アリスの会に参加しておられる先生方は、ほとんど結婚と出産を経験しておられて、家庭 と仕事の両立をされておられた。また「産業医」として働くというのは、一通りではないことがわかった。産業医として企業に勤められておられる先生もいるし、産業医として海外に 勉強しに行っておられる先生もいるし、産業医の事務所をたてておられる先生もいた。産業医として、自分がどのように将来働きたいのか、どのような医療をしたいのかを明確に持っていかないと、なあなあな、産業医になってしまうと思った。それを6年間の学生生活で考えながら勉強しようと思う。

 

アリス四季の集い・春 福岡(2009年5月23日)