アリス四季の集い・秋 東京 開催報告
- 日 時 : 2012 年 11 月 3 日 10:00~13:00
- 場 所 : 産業医科大学東京事務所
- プログラム : 講演「明日から見える産業眼科学」
むらかみ眼科クリニック 副院長 村上美紀先生(5 回生) - 参 加 者 : 22 名
平成 24 年度のアリスの会、四季の集い・東京は 11 月 3 日の文化の日に産業医科大学東京事務所において開催されました。今回は谷口初美教授から 27 回生まで、総勢 22 人が集いました。初めての参加者も多く、もはや在学期間が重ならない同士も増えてきましたが、それでも同窓の連帯感からか、終始和気藹々の楽しい雰囲気が続きました。
さて、今年の講演は 5 回生の村上美紀先生による「明日から使える産業眼科学」というも のでした。村上先生は産業医大卒業後、勤務医を経て眼科を長らく開業されてこられたベテ ランの先生です。
今回の講演の主旨は「見え方って なあに?」で、 人にはどう見えているのか、 病気になったらどう見え方 が変わるのか?でした。
網膜色素変性症などを例 に、本人は見えていると思 っていても客観的にはみえていない場合、本人は見え にくいと訴えても他者には 理解しにくい場合があることをお話いただき、作業者 の安全確保のために「見え にくさ」に対応していくことの重要さをヒシヒシと感じました。
学生の頃にはピンとこなかった内容も、視力が衰えた今日この頃では我が事として実感で きたり、実際に産業医として働くなかで様々な眼科的問題に遭遇していたりしていて、参加 者からは熱心な質問がつきることがありませんでした。
また、事前に会員から募った質問に対する回答を Q&A にまとめて会員に還元する予定です。
講演に加え、文献検索・文献管理ツールについての情報提供や、求人募集の案内などの話 題もありました。さらに懇親会では、参加者の自己紹介&「今、こんなことをやっています」 紹介から発展して色々と情報交換ができ、内容が多岐に富みながら誰もが楽しめる会になったと思っております。
会員の成熟?にとも なって、取り組んでみ たいこと、話してみようと思うことなど自由 な意見が出てくるよう になりました。
年に 1 日ではありま すが、さまざまな人生 のカタログが見えて刺 激を受けたり、癒されたり、掘り出し情報があったり、予期せぬつながりが出来たりする場です。
是非皆さま来年の東京の集いにお誘い合わせの上ご参加下さい。
最後に、会議室を快く御提供いただきました(公財)産業医学振興財団、および産業医科 大学東京事務所のご協力に厚く御礼申し上げます。