会員の声

会員のみなさんの近況や、集いに参加された方の感想などをご紹介します。

  • 映画『ドリーム』

    趣味は何ですか、と聞かれたら「読書と映画鑑賞」と答える、典型的なインドア派ですが、昨今は映画館に足を運ぶことも減って、2017年は、4Kリマスター版『ゴジラ』(1954年)を鑑賞したくらいです。そんな中、とても素敵な映画を観てきました。『ドリーム』(2016年)という、米国映画です。

    最初の邦題が、『ドリーム 私たちのアポロ計画』と発表されて、ネットの宇宙クラスタから、「マーキュリー計画だろ!」とツッコミが入った事で、話題になりました。私が信頼する映画評論家の町山智浩さんは、「コンピューターが「計算する人」だった頃、彼女たちは人種と性差の壁を突き抜けて宇宙に飛んだんだ!」とコメントを寄せています。これで説明は充分ですが、以下補足です。

    60年代の米ソ宇宙競争時代に、NASAでマーキュリー計画の為に働く、アフリカ系アメリカ人女性達の物語です。当時は、彼女達を含む多くの女性達が、計算手(コンピュータ)として、宇宙船の設計や、打ち上げ軌道等の計算を担当していました。この作品は、その中の3名の生涯にスポットをあてて、描いたものです。公民権運動含めた、人種・性差間の問題を描きながら、最良の娯楽作品でもあります。

    アリスの会メーリングリストで、お薦めしたら、ご覧になった会員の先生から、早速コメントを頂きました。その一部を紹介します。「(前略)一方で、この映画では、白人男女が黒人女性を同僚として受け入れる転換期ならではの戸惑いやモヤモヤも、見事に描かれています。均一な集団がもたらす職場の閉塞感。新たな社会情勢や技術革新に、古い体制が追いつかない。そこを、有能な上司が、既存の障壁を壊してチームをまとめ上げ、ミッションを達成する。ケビン・コスナーが今年、理想の上司No.1になりそうな勢いですが、産業医的にサービス残業にはNO!です(笑)。ともかく、本当にいい映画でした。そして1歳児が寝てくれたため、久々に通しで映画を見られてラッキーでした。」

    素晴らしいコメントですね! 

    この映画は、真の”多様性”が、どれ程の力を発揮するのかを描いています。原題の”Hidden Figures”が鑑賞後、心の底に響きます。当然ながら、映画は史実と違う部分があります。同名の文庫本で、元になった書籍が翻訳(ハーパーBOOKS)されています。お時間があれば、是非ご一読ください。特に、トレッキー(『スタートレック』のファンの事)は必読です。ラストで、感涙するよ。 

     

    Y.Kさん(10回生)

  • アリス四季の集い・夏 東京(2017年6月)に参加

    三年ぶりにアリスの会に出席しました。私は入学時からアリスの会がそこにあった最初の世代です。発足に至るまでの諸先生方の当時の奮闘を十分に想像することはできませんが「自分がした苦労は、他の人にさせたくない」「すべての経験を未来につなげる」という皆様のお気持ちで成立している会である、と肌で感じます。

    学会、勉強会等は実積がないと参加しにくい中、何かを成し遂げていなくても、その場で発信できることがなくても、「おいで」と呼んでいただける場所があることをとても幸運に思います。実際にそこに足を運べなくても、自分も参加してよい場所があることは確かな支えになります。

    在学中、谷口先生がおっしゃっていたことが印象に残っています。「何もないと誰も自分のところに来ないけど、何かあったら来る」きっとアリスの会もそうなのだと思います。普段は意識に上らなくても、必要なときに、「ああ、あそこに行ってみよう」そう思える開かれた場所が、細く、でも確かに、これからも長く続いていくことを願っています。

    Aさん(26回生)

  • アリス四季の集い・春 大阪(2017年4月)に参加

    初めてアリス四季の集いに参加しました。参加者のほとんどが女性の先輩方で、家庭を持ち子育てしながら仕事を続けられている方が多く、私と同様に、Cコースから現在産業医や健診機関で働いている先生もおられました。

    今までやってきた臨床の第一線から離れていることに多少の後ろめたさもありますが、先輩方とお話しして、自分に合った働き方や「自分が何をしてメシを食っていきたいか」を考える一つの道しるべになったかと思います。 普段はざっくばらんに卒業生を話す機会はなかなかないので、またこういう集いに参加したいと思います。
     

    Kさん(24回生)

  • 【近況報告】とある産業医の弁当作り

    ある月曜日の早朝、いつものように携帯電話のアラームが鳴る。すぐ起床できない。何しろ昨日は、小学校の運動会。台風の進路を睨みつつ、他の小学校は中止という情報もありながら、無情にも打ちあがる花火。開催を朝6時に確認して、真っ先にやったのは、会場の席とり。4つの折り畳み椅子を肩に学校へ向かう姿は「まるでバズーカ4つ抱えた、陸戦用ドムだー!」と内心叫びつつ、テントの下に席を確保。体育館にはブルシート(昼食用)設置OKと、指さし呼称してから、帰宅。その後は、台風一過の寒い会場で、応援したり、ビデオ録画したりの、いつもの光景だった。帰宅後は家族全員、当然ながら疲労困憊である。

    という理由でなかなか起きられなかったが、何とか寝具から出た。今日はミッションが2つある。1つは、中学生の子供の弁当作り、もう1つは運動会後で今日休みの小学生のお昼の準備だ。昨日の運動会メニューで残ったトンカツがある。ご飯は炊いてあるし、これだけあればミッションは8割出来たようなものだ。二人分の野菜(玉葱、ピーマン、インゲン豆など)を千切りにしておく。カツは下にクッキングペーパーを敷き、レンジで温める。2倍希釈の麺つゆを3~4倍くらいに薄め、ちょっと日本酒を足して、野菜を投入。沸騰後しばらくして火を止め、カツに汁を軽くしみこませて別にとっておく。こうすると、卵でカツもとじた場合の弁当でよくある、衣がグショグショになることが避けられる。鍋に溶き卵をいれて、弁当だから少し固めにとじる。あとは、弁当容器に、ご飯、野菜と卵(汁は少なめ)、その上にカツをのせて出来上がりである。このカツ丼弁当の作り方は、何かの雑誌に載っていたのを、応用したものだ。

    中学の子供の弁当作りを始めて2年目になる。高校と同じ敷地にあるため、学食で1年生が食べにくいということがきっかけだった。1年目はかなり気合が入って、出張以外は、ほぼ毎日作った。最近は、妻や中学生の子供と分担しながらの弁当作りで、かなり楽になった。

    ちなみに、弁当作りのための(極私的)バイブルを2つ。

    平均気温-57℃という過酷な場所の料理人と、ゲイ・カップルの日常生活(の食事)を描いた漫画。共通するのは、継続して料理を作るには、麺つゆやだしの素といった、手抜きと要領と経済性が大切(あ、極私的感想ですから)ということである。

    最後に、写真を1枚。これは妻の誕生日に子供たちが作ってくれた、我が家のごちそうである。これだけでも報われたと考えるのは、ちょっと虫が良すぎるだろうか?

    (アリスの会会報第1号(2013年3月発行)より)

    Y.K.さん(10回生/男性)

  • アリス四季の集い・春 大阪(2015年5月)に参加

    アリス四季の集い・春大阪~「独立産業医と話そう!」ご報告今回は独立産業医の先生方の赤裸々なお話を伺える、他にはない貴重な機会となりました。

    多様な卒後キャリアの中で、専属一本だけではなく、複数の嘱託契約を持つという選択は、男女問わずあり得ることです。しかし、現在、“医療機関等に属さない産業医”の概念が行政になく対応も矛盾があること、『独立産業医』は突き詰めると法人化を選択せざるを得ない方が多い現状を知りました。また、実際に独立産業医として活躍中の先生方の経験談(独立に至った経緯や苦労話)、給与と報酬の違いなどの基本から、一人の産業医としてのキャリアの話に留まらないこの業界の将来像までと、その話題は幅広いものでした。

    アリスの会ならではの、同じ轍を踏まないで済むよう経験をシェアしようというメンバーの心意気?の中、和やかに、瞬く間に時間が過ぎてしまいました。

    今後、誰もが、キャリア変更のタイミングを迎えた場合、考えるべき視点の一つを得られたように思います。惜しみなく、経験を語って下さった先生方、ありがとうございました。

     

    M.Y.さん(13回生)

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