微生物学者が乳がんになった時(Ⅲ:がれきの上にこいのぼり その7)

Ⅲ:がれきの上にこいのぼり<2015年12月~2016年12月>その7

福島

福島郡山の農地の土壌改良が困難だそうです。現職の生活科学センターがボランチアでおこなっている土壌の放射能検査と同時に、在職中に行っていた細菌叢解析で改良困難の根拠を明らかにして、少しでも復興のお役に立てばと共同研究を始めました。細菌叢解析法の構築のために、最初にサンプル採取に来たのが福島郡山の不法投棄現場でした。2002年、モーテル跡地と言われる不法投棄現場の横にピンクの萩の花が咲いて、前の田んぼには稲が黄金に実っている9月のことでした。この田圃に黒い浸出水が流れ込んで住民からの訴えがあり、復旧作業が行われているところでした。退職して再び郡山の駅に降り立つとは!不思議なご縁を感じます。

2016年9月17日

2016年9月17日

ある方の年賀状に、美しく老いるために①健康であること、②経済的保証があること、③生きがいがあることと書いてありました。先生に、がん治療のために生きているわけではありませんから、やりたいことをやってくださいと言われて、それならば、と南相馬に行ったり、杖を突いて郡山に行ったわけです。まさに老いの生きがいを与えていただいています。2年半前は、まさか美しく老いるためになんて考えられませんでした。
しかし、杖を突いた白髪のおばあちゃんに世間の人々は優しい!

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